スイフトスポーツZC33Sのフロントマスクはいわゆる「ザ・鮫顔」だ。
「格好良いと思うか」、「ダサいと思うか」は好みが分かれるところだが、個人的にはシャークノーズはイケていると思う。
今回は、最近流行りの「シャークノーズマスク」のクルマを紹介しようと思う。
フロントマスクの重要性
クルマの第一印象の決め手はフロントマスクだ。
そのクルマが「格好良い」か「ダサい」かは、フロントマスクで決まると言っても過言ではない。
反対に、このファーストインプレッションさえ良ければ、多少の気に入らないポイントも目をつむることが出来る。
フロントマスクで重要なのは、ヘッドライトとエアダクトのフォルムだ。そして忘れてはいけないのがメーカーエンブレム。この3つのバランスがそのクルマの個性と雰囲気を創り上げるのだ。
フロントマスクは個性
クルマのエンブレムを見なくてもフロントマスクだけを見て、どのメーカーの何というクルマか判別が出来るだろうか?
これが出来ないようなフロントマスクでは、魅力あるクルマとは言えない。
一概にフロントマスクといっても、様々なタイプがある。
メーカー色を前面に打ち出したタイプもあれば、そのクルマとしての特徴を強く打ち出したタイプもある。
鮫顔タイプ


吊り上がったヘッドライトと、先が尖ったバンパー形状に、口を開けたようなエアダクトがまるで鮫のようなフォルムのフロントマスクだ。
THEメーカー顔タイプ




近年、どの車種をみても、どのメーカーの車かすぐに分かるフロントマスクを使うのが流行っている。ブランドイメージの統一化を打ち出せる他に、製造コストも下げられるのでメーカーにしてみれば一石二鳥なフロントマスクだ。
人顔タイプ
ヘッドライトが瞳、直線的なバンパーやエアダクトが人の口に見えるフォルムのフロントマスクだ。
女性からの支持も高く、カッコ良さより可愛さやお洒落度を優先するなら人顔タイプもいいかも知れない。
エンブレム主張顔タイプ
メーカーエンブレムをデカくあしらった、イヤミったらしいくらい主張の強いフロントマスクだ。権威主義で見栄っ張りな人の心を鷲掴みだ。
まとめ
皆さんはどのタイプのフロントマスクが気に入っただろうか?
クルマを購入する時の最も大切なファーストステップは、インスピレーションだ。
クルマ雑誌やテレビCMで見たり、街角を走っている姿やディーラーのショーウィンドウに飾られた姿を目にした時の直感のことだ。
好きな人が出来た時に、アレコレ理由を付けて好きになることがないように、クルマ選びにおいても一目惚れは大切な購入動機だ。
まずは好きになることが大切。そのあとに「本当にこのクルマと長く付き合っていけるかどうか」を考えれば良い。
価格や性能、使い勝手やライフスタイルにあっているかどうかは後から考えて買えば良いだけだ。まずは一目惚れが大切。
フロントマスクが気に入らなければ、どれだけ性能が優れていようが、使い勝手が良かろうが購入に至ることは少ない。
それは人に例えるなら「顔」だ。
誰もが羨む美人を選んでも良いし、美人ではないけど愛嬌のある可愛い娘を選んでも良い。
兎に角、フロントマスクの第一印象がそのクルマを買うか買わないかを決める第一関門なのは間違いない。